2021年12月24日(金)~2022年3月31日(木)
 
主催
兵庫県産科婦人科学会
日母おぎゃー献金基金 兵庫県支部

-てらすアート展とは-

 
社会福祉の地とも呼ばれる糸賀一雄氏の「この子らを世の光に」と言う言葉より命名いたしました。
 
今年は「好きなもの・興味あるもの・気になるもの」をテーマに、出展者の皆さんが撮ってきてくれた写真を中心に、彼らの溢れる想いをWEBで発信いたします。
 
その他、作品制作のMOVIEや子供達のアートを支える方々のコメントなども紹介いたします。
 
わたし、ぼくの目から広がる新しい世界をぜひご覧ください。
 
 

主催:兵庫県産科婦人科学会/日母おぎゃー献金基金 兵庫県支部
後援:神戸市
協力:さわらび学園、医療福祉センターさくら、きらきら書道(片山操代様)、
武藤真裕様、青陽東絵画教室(山村 実様)、林 恭子様
 

 

Contents

 

01:Movie-制作風景

by あつき君
 

02:Photo

by いくみさん、たくみ君、そうた君、アンドゥ君、 りく君、さっくんさん
 

03:インタビュー/子どもたちのアートを支える

by 片山 操代さん、山村 実さん
 

04:恐竜の塗り絵

by 武藤 真裕さん
 

05:昨年度の開催の様子

2020年8月13日~18日、デュオぎゃらりーにて
 

06:おぎゃー献金へのご協力

 

 

ご挨拶:第4回てらすアート展開催について

 
兵庫県産科婦人科学会が開催をさせて頂くてらすアート展は、今回で4回目の開催を迎えました。
まだまだコロナの不安が続く中での開催であり、今年はWEB開催とさせて頂く事になりました。
出展者ご家族の皆様、関係者の皆様には毎年と違う形での開催にご理解やご協力を頂き、深く感謝を申し上げます。
 
多くの制限の中で生活をする毎日ですが、子どもたちの撮って来てくれた写真を見て「どこかに出かけて見てきた気分」を感じて頂けたり、「僕たち・私たちはこんな事に興味があるのだな」と知って頂けましたら幸いです。
今回の出展者の子どもたちは、日ごろから絵画やアート作品を制作される子たちも居れば、そうでない子たちもいます。インスタントカメラで写真を撮ってみる、と言うテーマは恐らく彼らにとっては初めての経験であったのではと思います。
 
今回の経験を通じて、子どもたちが何か新しい事にチャレンジしてみる気持ちを持っていただくきっかけになったり、自分の作品(Movie・写真展)が多くの方の目に留まる事で何か新しい気持ちを感じてもらえたらと思います。
 
本アート展の開催に際し、ご協力を頂きました全ての皆様にお礼を申し上げます。

 Movieコンテンツ

あつきくん(10才)

 
昨年、令和2年度のてらすアート展にてカラフルな粘土細工の出展をしてくれたあつき君。
 
普段は一人で黙々と制作をされているそうです。
 
その姿をお母さまが撮影してくれました。

 

 

あつきくんの作品

々な を作るのが ていて 面白いです。私は の個性的な顔が好きです。」by お さま

Photo展示

 

「好きなもの、興味があるもの、気になるもの」

 
6名の皆さんにインスタントカメラを1台ずつお渡しし、思い思いの写真を撮って来てもらいました。
 
ご家族や施設の方に手伝って頂いて撮ってもらった場合もあります。
 
どんなものが写っているのでしょう?

 Photo 1

たくみ君(10才)

 
家族で旅行に行ったポートアイランドの公園、青少年科学館、こべっこランドや農家で農業体験をした時の写真です。
 
たくみが興味を持っている世界を、じっと見ている世界を見てみたいと思い、たくみの代わりにたくみが見ている世界をたくみの目線から母と妹(ともみ)が撮影しました。
 
たくみは光物が大好きです。銀色のものは先生が目の訓練に使うチアポンポン、暗闇で光る筒状のものはスヌーズレンです。これも小さな頃からいつまでも飽きずに眺めることが好きです。(お母さまより)

テーマ:『たくみが見る世界』

 Photo 2

いくみさん(16才)

 
好きなものを好きなように並べて好きな角度で撮りました改めて好きな物がたくさんあるのは幸せだと思いました。(いくみさん)
 
昨年度のてらすアート展出展者。カラーペンを使って色彩豊かで創造性がある絵を細かく丁寧に描かれます。
 
今回の写真では、ご自宅にある好きな物や、さをり織りの風景も撮影をしてくださいました。
 
「さをり織り」…自分の感じるままに、好きに好きに織る手織りです。 織りに自己を表現するというアートとしての手織りのこと。

テーマ:『好きなもの、ハマっているもの』

 Photo 3

アンドゥ君(10才) 

 
サッカー練習を頑張り、そして、最近ではギターの練習も頑張っています。飼っている金魚の水槽掃除も率先して手伝ってくれる優しい彼。
色々な事にチャレンジしながら、成長しているアンドゥさんの「好きなもの、興味あるもの、気になるもの」が、本人にとってどんなものなのか、とっても気になります。どんなものが映っているんでしょうか?(先生より)
施設の敷地内の豊かな自然の木や草花を撮影して来てくださいました。きれいな秋の風景、見る側にもしっかり伝わってきますね。

テーマ:『秋とけしき』

 Photo 4

そうた君(11才)

 
担当の保育士さんと好きなおもちゃや景色をみんなに見てもらいたいと思って撮りました。(そうたくん)
 
そうた君がいつも見ている物や景色を少しでも多くの方と共有出来ればと思いました。(保育士さんより)
 
センター内のクリスマスの飾り付け、楽しい雰囲気が伝わってきます。フェンス越しに見える夕焼けがとってもきれいですね。

テーマ:『僕の好きなもの』

 Photo 5

さっくんさん(14才)

 
花が好きなのでタブレットでしゃしんをとりました。
きれいにとれて良かったです。(さっくんさん)
 
ジャニーズのアイドルグループや田中圭さんが大好きなさっくんさん。お部屋の掃除や片づけが得意で、人のお世話もすっとできる優しい彼女。サッカーも得意で練習頑張っています。そんな彼女の世界観はどんなものでしょうか?さっくんさんワールドへ、イッツショウ~タイム(先生より)

テーマ:『Flowers』

 Photo  6

りく君(11才)

 
スポーツやドラマも大好きです。今回撮影をしたのは大相撲の応援や作業療法の時に作ったものなどです。入所している施設でスタッフと一緒に僕がシャッターを押しました。
ちゃんと撮れているかな?たのしみです。(りくくん)
 
興味があるものは沢山あるかと思います。また、インスタントカメラで写真を撮る事が初めてなので喜んでいると思います。(スタッフより)

テーマ:『ぼくのたのしみ』

 インタビュー


ダンボールを筆代わりに使用
墨で書いた作品「隅」
みんなと同じこの社会・空間に居
ることを意識して・・・

子どもたちのアートを支える1

 

片山 操代さん(三木市、きらきら書道代表)

 
第2回・第3回てらすアート展出展者(書道)、片山悠也さんのお母様であり、きらきら書道の代表者。きらきら書道は毎月1回(日曜日)三木市立市民活動センターで開催をしています。
 
 
障碍者が自分らしく生きていける社会になって欲しいと考えた時に、何かを通してでないと実現が出来ないと思いました。一般の方も障害を持った方も、どんな方が来ても良い場、それがきらきら書道です。きらきら書道には色々な方々がやって来られます。書を通じて交流しましょう、楽しく過ごしましょう。
 
今回、片山操代さんにコロナ禍での生活や作品、悠也さんの今後の活動などについてお話をお聞かせいただきました。

子どもたちのアートを支える1

 

片山 操代さん
(三木市、きらきら書道代表)

 

ダンボールを筆代わりに使用
墨で書いた作品「隅」
みんなと同じこの社会・空間に居ることを意識して・・・

 
第2回・第3回てらすアート展出展者(書道)、片山悠也さんのお母様であり、きらきら書道の代表者。きらきら書道は毎月1回(日曜日)三木市立市民活動センターで開催をしています。
 
障碍者が自分らしく生きていける社会になって欲しいと考えた時に、何かを通してでないと実現が出来ないと思いました。一般の方も障害を持った方も、どんな方が来ても良い場、それがきらきら書道です。きらきら書道には色々な方々がやって来られます。書を通じて交流しましょう、楽しく過ごしましょう。
 
今回、片山操代さんにコロナ禍での生活や作品、悠也さんの今後の活動などについてお話をお聞かせいただきました。


我が家の第三子はダウン症で、重度の知的障がいがあります。
 
コロナ禍では彼のメンテナンス力に感心しました。
 
今までの暮らしが頭から離れず戸惑いの連続の私に比べ彼はスポーツ(テニス)をゲームに、外出を家庭用カラオケに変えて日々を過ごしました。
 
形に拘らない前衛書道の機会も無くなりましたが、太筆を手作りの竹ペンに変え、カラオケ曲の歌詞を真似て書いていました。
 

太い筆でダイナミックな書道を楽しむ

 
生活は変わっても彼なりの「書」は続き、来年3月には仲間と共に「三木市立堀光美術館」にて書道展を開きます。彼にとって「書」は楽しみであり、コミュニケーションツールであり、社会参加を助けてくれるものだと思っていましたが、最近「彼を守ってくれるもの」だと思えてきました。
 
今回お声を掛けて頂き繋がれたことに感謝をしています。



青陽東絵画教室(青陽東高等学校)
〒657-0846
神戸市灘区岩屋北町6-1-1
TEL:078-871-1800

子どもたちのアートを支える2

 

山村 実氏(神戸市灘区、青陽東絵画教室主催)

 
神戸市灘区で絵画教室を主宰。
 
神戸市内の中学校・高校やシンガポールの日本人学校で教諭を経て神戸市灘区にある青陽東養護学校(現、青陽灘高等支援学校)で長く美術と養護クラスの担任を務められました。
その経験を活かし、土曜日の美術室を卒業生と保護者に解放されています。
 
今年で開設22年になる絵画教室開設のきっかけや、教室の様子、今後の展望等について伺いました。

子どもたちのアートを支える2

 

山村 実氏
(神戸市灘区、青陽東絵画教室主催)

 

青陽東絵画教室(青陽東高等学校)
〒657-0846
神戸市灘区岩屋北町6-1-1
TEL:078-871-1800
 
神戸市灘区で絵画教室を主宰。
 
神戸市内の中学校・高校やシンガポールの日本人学校で教諭を経て神戸市灘区にある青陽東養護学校(現、青陽灘高等支援学校)で長く美術と養護クラスの担任を務められました。
その経験を活かし、土曜日の美術室を卒業生と保護者に解放されています。
 
今年で開設22年になる絵画教室開設のきっかけや、教室の様子、今後の展望等について伺いました。

青陽東絵画教室には月に2回(土曜日)、生徒たちが自由にのびのびと作品活動をしています。制作については自分の好きなテーマで、好きな材料を使って自由にしています。現在は10歳~35歳の生徒たちが10名ほど、参加条件は‘障がい者手帳を持っている‘事です。参加費は1回500円頂きますが、絵具や紙など、必要な材料は全てこちらで準備をします。
 
教室を始めたきっかけは、当時勤めていた青陽東高等学校の保護者から頼まれたことがきっかけでした。そして自分自身でも「生徒たちの居場所を作ってあげたい」という気持ちが強くありました。最初は2,3人からのスタートでしたが今では22年目を迎え、育っていった生徒たちは30名を超えました。
 
生徒たちに教えられることは多いです。
彼らは自分の制作する作品がコンクールやコンテストに出る事を理解しておらず、
好きな物を好きなふうにのびのびと作り(描き)ます。
そしてたまたま出来上がった作品をコンクールに出すと受かったり、実際に飾られたりする。こんなに嬉しい事はありません。
本人も喜ぶけれど、僕自身も本当に嬉しい。
 
僕自身は美術大学で油絵を専攻し、学びました。
美大で基礎を習ったことからデッサンや構図から入って絵を描く頭になっている。
ところがこの子たちは感じたものを描く。自分自身も子どもの頃はこんな描き方をしていたなと改めて思い出されます。
 
教室では生徒たちは10時にやって来たら全て自分で準備をして制作を始めます。
僕は一切、手を加えません。見守って、たまに口をだすだけ。もし、どうしても手を加えるときはお母さんが手伝うだけでそれも1度だけ。全て本人が一人でやりたいことをやるのがうちの教室です。
教室の後で本人や保護者との会話も楽しいですよ。
 
子どもたちには将来、絵で食べていける様な作家として育っていって欲しいです。
僕の教え子には海外に作品を出展する生徒なんかもいますが、本当にこの子たちの絵は心が癒されます。将来、週替わりのレンタルなんかで、ホテルや病院などでこの子たちの絵を飾ってもらえるようになるのが僕の夢です。

-ぬりえ-

 

 
今年3月、こやの里特別支援学校高等部を卒業しました!
現在就労移行の事業所に通っています。
自宅ではマインクラフトで動物や恐竜のアトラクションを作るのが趣味です!!
 

 

昨年度の開催の様子

 

おぎゃー献金基金への献金のお願い

 
「健康で生まれてほしい」これから誕生する赤ちゃんへ、家族の切なる願いです。
赤ちゃんの「おぎゃー」という泣声とともにこの願いは満たされます。でも、ごくわずかですが遺伝病や心身に障がいのある赤ちゃんがいます。
「おぎゃー献金」は、こころと身体に障がいのある子ども達に思いやりの手をさしのべる愛の運動です。
献金は主に日本全国の産婦人科医院・病院などを通して、公益財団法人日母おぎゃー献金基金に集められ、  心身障がい児のための施設や心身障がいの予防や療育等に関する研究を補助するために使われています。
お母さま方やそのご家族、また一般の方々からの献金をお待ちしています。

 

 

兵庫県産科婦科学会では(公財)日母おぎゃー献援のもとに、障がいを持つこども達の創作活動を応援しています。