帰省分娩受け入れ緊急アンケートについて

2020年5月4日

 
日本産婦人科学会ならびに日本産婦人科医会は、このたびの新型コロナ感染症の拡大阻止対策の一環として、帰省分娩(里帰り出産)のご予約を既に済ましておられる妊婦のみなさまに対し、ご予約された施設とご相談の上で現在お住まいの地域にての出産をご考慮いただくようお願いしております。その後、厚生労働省からも同様の見解が出されました。
 
そこで、兵庫県産科婦人科学会は日本産婦人科医会からの要請により、県内の分娩取り扱い施設に緊急アンケート調査を行い、帰省分娩を断念された妊婦のみなさまに対しご出産のお世話が可能となる施設をここに公表させていただきます。
 
対象とさせていただく妊婦様は各施設とも原則として(一部高次施設を除く)低リスクの方(すなわち、産科学的に正常の妊娠経過であり、新型コロナに関しては、県境を越えての移動から2週間以上経過して、発熱や感冒様症状、味覚嗅覚異常、強い倦怠感や筋肉痛、関節痛などの症状がない方で、しかも新型コロナ感染症濃厚接触歴のある方では2週間の観察期間が終了した方)のみとなります。
 
また、病床数との関連から新たな分娩予定の方のお受け入れが分娩予定日によっては困難となる施設も多いことにご留意ください。
 
実際に現在の居住地で出産施設をお探しになるときは、現在健診を受けておられる担当医師にご相談の上、妊娠経過や合併症などの診療情報に基づいてお決めいただくようお願い申し上げます。特に、新型コロナ感染症については低リスクの妊婦様でも、産科学的に何らかのリスクをお持ちの方については、従来どおり医師間の診療情報提供によるご紹介をお願いいたします。
 

【ダウンロード】 帰省分娩受け入れ緊急アンケート(pdf)
▲2020年5月15日(最新ファイルに更新)